UK産ど直球ポップパンクバンド、As It Isによる『Never Happy, Ever After』を紹介します!
このアルバムが発売された当時、まさにこのバンドが自分のポップパンクブームの火付け役でした。Chunk! No, Captain ChunkやA Day To Rememberなど、有名なポップパンクは知っててなんとなく聞いていたものの、しっかりジャンルを認識して聞き始めたのはこの『Never Happy, Ever After』がきっかけですね。
アルバム紹介
https://itunes.apple.com/jp/album/never-happy-ever-after/1155242805
As It Isは2012年に結成、2014年にFearless Recordと契約した比較的若いバンド、続く2015年4月20日に本アルバム『Never Happy, Ever After』をリリースしました。実はFearless Recordにとって初めてのUK出身のバンドとの契約で、僕は当時バンドの雰囲気とか、出身とか諸々に驚きました。
当時のFearless Recordといえばゴリゴリのメタルコアな感じバンドを多く契約していて、むしろRise Recordの方がそっちのポップパンク系統に手を伸ばし始めていたような時期だった気がします。その中でまさかのAs It Isとの契約は驚きつつFearlessやるな、と感心していました。なんとなくのイメージですが、Fearlessはよりコアで中間層の厚い感じ、Riseは上から下まで極端なバンドが強いな感じがしますね。
バンドのキャリア的には4枚のEPを自主制作し、やっとこぎつけた大手レーベルとの契約。もちろん気合も入ってますし、収録曲もアルバム内で統一感を持ちつつ曲ごとの特色をもち、いい感じのバランス感覚ですね。結成2年でFearless Recordと契約って並大抵のことではないはずなんですけど、このバンドの実力や期待感はそうせざるを得ません。そんな風にかんじさせてくれるアルバムです。
ボーカルのPatty Waltersは次世代エモボーイみたいな感じで、髪型やファッション等、今までの定番を引き継ぎつつ、新しいフロントマンの形を見せてくれました。感覚的にはポストAll Time Low。彼の声が単純に好みです。髪型も憧れて、色まで真似して真っ白にしてみたりしました。笑
ギターボーカルのBenjamin Langford-Bissは・・・歌うのやめたほうが良いんじゃないですかね。これが味だって言う人がいるかも知れないですけど、Pattyと歌い方のキャラ被っているし、そもそもそんな上手くないし、声も良くないし。Pattyと歌い方が被っているのは結構深刻で、もちろんどっちが歌っているかはわかるのですが、曲の中でそこのボーカルをチェンジする理由が見当たらないんですよね。
プロデューサーはUnderoathやParamoreのアルバムを仕上げているJames Paul Wisner。特にParamoreの『All We Know Is Falling』をプロデュースしているんですね。敏腕です。
https://itunes.apple.com/jp/album/all-we-know-is-falling/606661046
お気に入りの曲紹介
5曲目『Dial Tones』、これは良いですね。歌詞がかなり好きで、和訳の記事も作っちゃいました。
【和訳】As It Is-Dial Tonesの和訳をしました。
アルバムの中間にストリングありつつシンガロングありつつのミドルテンポを持ってくるあたり、かなりイケてると思うんです。サビのつんのめるような感じからのラスラビで伸び伸び演奏し切るあたり、流石です。このあたりのテンポ感とかリズム感とか日本のバンドの取り入れてみたら良いのになって。どうしてもシンコペーションが多くなるのが日本の曲のあるあるだなーとか考えていたり。兎にも角にもライブ映えする曲ですね。
ライブ映えといえば、このアルバムはライブで盛り上がりそうな曲ばかり。確実に狙って曲作っていますね。
『Can’t Save Myself』も好きですね。この曲は確か『Never Happy, Ever After』以前のEP収録曲だったはず。MVもちょっと初々しくてポイント高いです。笑