僕がポストハードコア、メタルコアから連なってこの手の音楽を聞き始めたきっかけのアルバムがこの『Of Mice & Men』。アメリカのメタルコアバンドOf Mice & Menのファーストにしてセルフタイトルアルバムです。
Of Mice & Menについてはこちらの記事でも解説しています。
アルバム紹介
https://itunes.apple.com/jp/album/of-mice-men/355052666
↑Apple Musicで聞けます。
2010年の3月9日にRise Recordより発売された本アルバム。当時のビルボードのスコアは初アルバムのもかかわらず115位という好成績。続くアルバムは28位, 4位, 20位という大躍進をするのでその第一歩ですね。
スクリームボーカルのAustin Carlile(オースティン・カーライル)がAttack! Attack!を脱退してから作ったこのバンドですが、バンドからはいい意味でAA!らしさは抜けきっていて、いきなりOf Mice & Menらしい作品になっています。僕は彼のまさしくScream(絶叫)と呼べるこの歌が大好物。 クリーンボーカルのshayley bourget(シャーリー・ボーゲット)も最高ですね。浮遊感のある歌い上げ方に、声もかなり独特。激しい楽器隊やスクリームの中でも待ったく負けずにしっかりと主張して、全体の調和を保っています。
残念ながら現在はこの2人のボーカルはバンドを脱退してしまっています。Austinはマルファン症候群という病気によってバンド活動が続けられなくなってしまい療養中。彼の歌声がまた聴くことができる日を僕は心待ちにしています。ShayleyはDayShellというバンドで現在も活動中。2016年に最新アルバムをリリースしています。DayShellはShayleyがギターボーカルを務めていて、Syayley節が前回のいいバンドです。
https://itunes.apple.com/jp/album/dayshell/708670848
こちらがDayShellのデビュー・アルバム。こちらもいい作品です。
プロデューサーはこの系統のバンドをいくつも手がけてきたJoey Sturgis。彼はMiss May IやAsking Alexandriaなど多くのメタルコアバンドのアルバムを制作しています。恐らくAustinとはAA!の時に知り合っていたんでしょう。
このメタルコアの王道を行く感じのバスドラムのチューニング、ギターのソリッドな感じ。今は全然流行っていませんが、僕はいつでもこの雰囲気は大好きです。
このアルバムの思い出
当時高校生のとき、coldrain、SiM、PTPというラウドロックとか激ロック系バンドが周りで流行っていて、それでもこのあたりのバンドに自分はしっかり来なくて。それでYouTubeでこの楽曲を見つけた瞬間ビビッときました。
クリーンの歌の巧さも段違いだし、スクリームの迫力も日本にはない。Rise Record直径サウンドミックスも相まって色々と衝撃を受けました。
日本のバンドしかりアーティストってアルバムの中のリード曲とかタイアップ曲くらいしかMVをYouTubeにあげないじゃないですか。上がっている曲でも途中までしか聞けなかったり。 海外のバンドって大体アルバム全曲YouTubeで聞けるんですよね。しかもレーベルが公式でアップロードしている。日本と比べてそれが良い悪いを言っているわけではないのですが、このMVを見つけたときにOf Mice & Menの他の曲を聞きたいと思ってYouTubeで検索したときに素直に驚きました。
個人輸入とか輸入代行を使わないとアルバムを入手できなかったのでありがたくYouTubeから視聴させてもらっていました。何となく自分の中でこだわりがあったのかダウンロードはしないで聞いていましたね。毎回YouTubeのページを開いて視聴していました。
後に別のバンドのアルバムは輸入代行を利用して手に入れたりしましたが。そのアルバムもいずれ紹介します。とにかくそこまで音楽にのめり込むきっかけになったのがこのアルバムでした。