トロント留学体験記2日目

授業が始まりました

昨日はオリエンテーションのみだったので、実質今日からが学校の始まりです。一コマ80分の授業が週に16コマあり、土日を除いた平日に1日3コマないし4コマが行われます。

クラスは10~20人ほどの少人数のクラスで、グループディスカッションが多く積極的な発言を求められます。日本では学生に積極性がないためか、国民性なのか、伝統的になのか理由は様々なものがあるとは思いますが単一方向的な講義形式が多く、このような形式の授業はとても刺激的です。

手を上げて発言の許可をもらってから喋り始めるのではなく、気になったことを質問したりや問いかけに答えるときはすぐにその表現をすることは日本ではなかなか見られることではなく、当然慣れていないので最初は戸惑いましたが、このギャップを感じる事こそが海外で学ぶ意義だと思います。

登校風景

ホームステイ先から徒歩で3分ほどのところにあるバス停からバスに乗り最寄りの地下鉄の駅へ向かいます。写真はバスの中からの風景です。構造はそれほど日本とは変わらないですね。自分の降りる停留所で止まって欲しい時に押すボタンも同様にあります。また、写真だとわかりづらいんですけど、ボタンと同じ役割の紐が窓際に設けられていて、それを引っ張ることでもバスを止めることができます。今度その写真を載せますね。 in-the-bus

そして地下鉄の駅の風景です。地下鉄とは言いつつも太陽の光が明るいですね。若干地上に露出してるみたいです。それでもサブウェイです。日本にある白線はありません。ホームの端っこの限界ギリギリまで目の不自由な方のための点字ブロックが敷かれています。この点字ブロックより内側で電車を待ちます。 subway-station

そしてストリートカーに乗るのですが、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。これもまた今度載せます。すみません。

今日は最初の授業が11時半くらいから始まることもあってのんびりハウスメイト達と3人で登校しました。当然のことながら周囲の雑音も英語ですし、登校中の友人との会話も英語なので朝から晩まで英語力を磨いている感覚になります。

本日の授業

今日の授業は全部で3コマあり、最初の一コマはTOEFLテストの対策講座で、後半の2コマが連続でGeneral English:以降GE(総体的な英語の力を身につける授業)でした。

TOEFL講座の内容

今回の授業ではコンピューターを使用してリスニングの問題を解きました。TOEFLではリスニングの音声は1度しか聞くことができないので練習の重要性がとても高いと感じました。また、回答はマークシートなのですが一問で1つ回答を選択する問題と2つ回答を選択する問題があるので確実に回答をしていく必要があります。
初回の授業ということもあり、各自で問題を解き、答え合わせをするという形式でした。

GEの内容

GEが私の通う学校のメインの授業であり、全体でのコマ数も一番多く占めています。
一つのテーマに関してそれに即した写真や風刺画を生徒に見せ、そこからわかることなどを挙げさせて進める授業の形を取っています。まずは2〜3人の少ない人数で写真からそれぞれが何を感じ取ったかを共有し、それを全体で発表していくことで全員の考えを把握することができます。ここでは自分の考えていることをいかに相手にわかりやすく伝えることができるかということに重きを置かれているものの、発言が見当違いでも臆さず表現することが一番重要です。
一つの単語やフレーズに対して、同じまたは似た意味の単語を挙げることで語彙力の強化を図る場面が多く見られました。
発音にも多く時間を割き、もし生徒が間違った発音をしていたならば教師がその都度授業を止め、正しい発音を習得させます。発音やアクセント、英語独特のリズムなどを時に体を動かしながら学びます。

今回の授業で気になったことが一つあります。それはヨーロッパ系の生徒(どこの国だったかは覚えてないのですが多分スペイン)がthanとthenの発音の違いに苦労していたところです。結論としてはthanはものを比較する時にしか使われなく、thenも時を指し示す時にしか使われないので文脈で判断できるためこの二つに限ってはそこまで追求する必要もないとのことでしたが、私にとって母音が違う単語の発音を見分けることが難しいという感覚が新鮮でした。日本人は、lとrやsとsh、thの子音の発音に苦労する傾向がありますが母音の区別は比較的容易におこなえますが、(もちろん、日本人にとっても見分けづらい母音もあります)ヨーロッパ系の人には母音の区別が難しいみたいです。

バーとチャイナタウン

放課後、ルームメイトと学校の近くのバーでお酒を飲んでからチャイナタウンまで遊びに行きました。カナダに来てから初めてお酒を飲みました。ビールを一杯だけ飲んだのですが、一杯が大きい!一リットルくらいあるのではないでしょうか。写真も撮ったので載せますが、大きさ伝わりますかね。

beer

ルームメイトはスイス出身で、スイスでは16歳からお酒を飲めるそうです。ちなみにカナダは19歳から飲むことができます。地域によっては18歳から飲めるところもあるみたいです。スイスでは徴兵制があり彼もそれを経験してきたことを聞いたり、日本とスイスの様々な違いについても話しました。このような国際交流も留学の醍醐味だと思います。最後に日本の円とスイスのフランのコインを交換しました。(笑)

その後チャイナタウンへ向かいました。一つ道を曲がっただけて一気に街の雰囲気が変わる感覚はまるで同じ国にいながら異国に訪れたかのようでした。カナダにはチャイナタウンだけではなくコリアタウンやリトルイタリー、フレンチカナダなど様々な国の特徴が色濃く出る街が多くあり、究極のコスモポリタンシティであることを再確認させられます。 china-town

About the author

日本の大学を休学してスノーボードするためにノルウェーで1年間生活。腰椎分離症になってしまったため、現在は様子を見ながらニセコで滑っています。プロでもなんでもないですが、行けるとこまで行ってやろうと毎日滑ってます