カナダのトロント出身R&BシンガーThe Weeknd(ザ・ウィークエンド)による3rdアルバム『Starboy』を紹介します。
彼の正しいスペルは「weeknd」。「週末」を意味する「weekend」でもなく、「弱った状態」を意味する「weakened」でもなく。発音は全部一緒で「ウィークエンド」で大丈夫。
アルバム紹介
https://itunes.apple.com/jp/album/starboy/1156443286
配給元はXOとRepublic
2016年の11月25日にXO RecordsとRepublic Recordsから発売されました。 ちなみにXO RecordsはThe weeknd本人が建てたレーベルで、一応Republicの傘下レーベルみたいな感じになってます。単純に下ってわけでもないみたいですけど。XOでカバーしきれないメジャー圏でのリリースのためにRepublicの流通網を使用しているって感じですかね。
今作もバカ売れしました。
さて、前作『Beauty Behind the Madness』がグラミー賞も取り大ブレイクした直後のアルバムですが、こっちも間違いなかったですね。一週間で34万8千枚のアルバム相当単位枚を売りあげ、全米チャートBillboard 200では1位を獲得。アルバムの純セールスでも20万9千枚売れたみたいです。 この数字は2016年のアメリカで3番目に大きいCDセールスだそう。
現在は200万アルバム相当単位枚が売れて、ダブルプラチナディスクに認定されました。
アルバム相当単位について
「アルバム相当単位」という聞き慣れない単語が出てきました、これはストリーミングサービスたくさん再生されたり、やアルバムの特定の1曲がiTunesとかで売れまくったら、それをアルバムの売上に換算して計算しましょう、というもの。 イギリスから始まってアメリカとかのランキング集計でもこの考え方が使用されています。
アルバム1枚販売=10曲販売=ストリーミングで1500回再生
で計算。
先の一週間で34万8千枚のアルバム相当単位枚の売り上げ、というのはマテリアルとしてのアルバム、単曲購入、ストリーミングサービスでの再生回数の合計というわけです。 純セールスというのはアルバム単体での売り上げですね。
前作よりもメロウな印象
印象としてはよりメロウに、より歌声推し。The Weekndの美しい歌声を全力で聴かせるためのアルバムです。
前作から継続のLana Del Rey(ラナ・デル・レイ)を始め、Daft Punk(ダフト・パンク)、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、Future(フューチャー)という魅力的なアーティスト陣がフィーチャリングアーティストとして参加。
Daft Punkがフィーチャリングしているタイトルトラックの『Starboy』とか、YouTubeで13億回以上再生されていますからね。化物かよ。
オススメの楽曲紹介
Starboy
やはりタイトルトラックは外せません。 デジタルで9月の21日に先行配信されました。
フランスのエレクトロニック・デュオDaft Punkがフィーチャリングで参加したこの曲。 MV版はイントロに入る前のベースの音はアルバムのものには収録されていません。